吉原炎上 五十六映画語ります

11.13.2005 Trackback:1Comment:0
1987年東映株式会社京都撮影所作品

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たまらなく好きな映画です。五社英雄監督好きでした…当たりはずれの大きい監督でしたが、女の執念を描かせたらこの監督の右に出るモノはいないでしょう…。

この映画1987年6月に公開されたのですが、実は秋に公開予定だった映画なのです。
なんで、繰り上がったかと言えば、当時「ビートたけしの元気が出るテレビ」で絶大な人気だったビートたけしと松方弘樹のコンビでヤクザ映画が予定されていていたのですが、広島のヤクザ抗争が激化して撮影不可能となり、この映画が急遽、繰り上げ公開になったいきさつがあります。

当時、高校2年だったのですが、もの凄く学校で話題になりました(笑)それは、やっぱ卑猥な部分での話題だったのですが(笑)でも、実際にこの映画を観たら全然そういう次元の映画じゃなかったんですよね…。

明治末期の吉原を舞台に、そこに売られた少女が、頂上に登りつめ花魁道中をするまでを描いたある意味サクセスストーリーになってます。
成功するものがいれば、敗者になるモノのいる…。

墜ちていく花魁達の悲しいエピソードが、この映画により一層の厚みを加えています。特に、「ここ噛んでぇぇ!!」と絶叫して死んでゆく西川峰子は壮絶です。

落ちぶれた花魁を演じたかたせ梨乃がもの凄く良い演技してます。
切ないです…。
吉原独特の生活シーンも興味深かったですね!

それにしても、タイトルで映画の結末が判っちゃう映画も珍しいかもね(笑)実はこの映画が公開された直後、近所の吉原商店と言う米屋さんが火事になったんですよ(爆)みんな「吉原炎上だ!!」って言ってました(ボヤですみました)

前の職場でも、五社映画のファンって多かったのですが、圧倒的に女性の人が五社映画好きだって言ってました。
結構、この映画のことでも語り合ったりしましたねぇ。
また、佐藤勝の音楽が良いんだよねぇ〜。映像をより一層魅力的にするために映画音楽というのはあるのですが、佐藤勝は生前「そういう作曲家が少なくなった」と嘆いていました…。

五社英雄の様な骨太な映画監督も少なくなったなぁ〜と思います…。
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